ナルトに登場する「うちは一族」。
この一族の人間は「写輪眼」という特殊な瞳力を宿した眼を開眼することがあります。
今回は、その写輪眼の上位種である「万華鏡写輪眼」の能力についてまとめてみました。
目次
写輪眼から万華鏡写輪眼を開眼するまでの過程とは?
写輪眼開眼の条件と能力
写輪眼はうちは一族の者が「大きな愛の喪失や自分自身の失意にもがき苦しんだ時」に発現すると言われています。
使用時の大きな特徴としては、瞳に勾玉模様が浮かび、赤く光って見えるようになることが挙げられます。
この勾玉模様は初期段階には1つですが、開眼者の成長に伴って増え、3つ浮かんだ状態にまでなると写輪眼が完成したことになります。
開眼すると血継限界を除く「体術、幻術、忍術」の仕組みを見ただけで看破することが可能となり、術をコピーして自身の術として使用することができるようになります。
とはいえ、初期段階にはずば抜けて高い動体視力(洞察眼)のみが発現し、開眼者が未熟な段階で無理に力を引き出そうとすると当然すぐにスタミナ切れを起こしてしまいます。
しかし、瞳力が成長すると、影分身の本体と分身を見分けたり、チャクラの性質を見抜けたりと次第にできることが増えていき、個人差があるものの、相手に幻術を見せる「幻術眼」、相手に催眠術をかける「催眠眼」などの、高度な瞳力が発現することもあります。
万華鏡写輪眼の発現
うちは一族の長い歴史の中でも開眼し得た者は数人しか存在しない伝説の瞳術とされていますが、実際にはそれなりに発現者がいたようです。
発現の条件は、イタチ、オビト、シスイの3人の口から語られています。
- イタチ「最も親しい友を殺すこと」
- オビト「最も親しい者の死(を経験すること)」
- シスイ「写輪眼の開眼者が家族や友人など近しい者の死を体験し、それに対する深い悔恨や悲しみを抱くこと」
と、イタチとオビトは、それぞれの開眼時の体験を語っていることから若干の差異がありますが、シスイの語った条件が概略と言えるでしょう。
万華鏡写輪眼は通常の写輪眼を遥かに凌駕する瞳力を誇り、開眼者による能力の違いがより如実に現れます。
また、瞳に浮かぶ模様も開眼者によって異なり、3つの勾玉模様が誰にでも共通して発現していた通常の写輪眼とは見た目も大きく異なります。
しかし、瞳力を使えば使うほど失明のリスクが高くなるという決定的な欠点があります。
万華鏡写輪眼の主な開眼者一覧
うちはイタチ
原作漫画で初めて登場した、万華鏡写輪眼の開眼者です。
前述の通り、「最も親しい友」であるシスイの命を奪わなければいけなくなったことがきっかけで開眼しました。
はたけカカシ
うちは一族ではありませんが、親友であったオビトから譲られた写輪眼を持っていたため、第2部で開眼しました。
この経緯から、万華鏡写輪眼特有の術の1つである「神威」の異空間はオビトの右目と繋がっています。
うちはサスケ
兄イタチを殺し、復讐を果たし終えたことで開眼しました。
さらに、イタチの眼を移植したことでさらに上位の写輪眼である「永遠の万華鏡写輪眼」を獲得しました。
うちはオビト
マダラの策略により、想い人であったリンの命を、親友のカカシが奪うシーンを目撃したことで開眼しました。
うちはイズナ
マダラの弟で、兄弟で力を高め合っているうちに兄弟そろって開眼しました。
うちはマダラ
イズナの眼を受け継いだことで「永遠の万華鏡写輪眼」を獲得し、死の間際に輪廻眼まで開眼しました。
万華鏡写輪眼の能力
天照
使用者:大筒木インドラ、うちはイタチ、うちはサスケ
万華鏡の性質変化である「炎遁」に属する瞳術で、燃やしたいところに向けて瞳術の宿る方の眼のピントを合わせるだけで太陽のような灼熱の黒い炎が発生します。
インドラとサスケは左目、イタチは右目に瞳力が宿りました。
使用すると火遁の術さえも燃やし、術者の視界に入っている限り、対象の物が燃え尽きるまで燃え続けます。
イタチは目を閉じることで、サスケは炎遁・加具土命によるコントロールで意図的に消すことができますが、回避するためには隠れ身等で術者の視界から姿を消すか、燃えている部分を排除するしかありません。
反動として術を使用した時のチャクラの量が多いほど眼球への負担が大きくなり、目から出血してしまいます。
炎遁・加具土命
使用者:うちはサスケ
サスケのみが使用した術で、前述の通り天照を鎮火することが出来るだけでなく、剣や盾に形状を変化させることもできます。
扉間いわく、この術を使用できた忍は過去にもいたようですが、サスケほどうまく扱っていた者はいなかったとのことです。
サスケは形状変化に特化したこの術を併用することで、天照の反動を減らしています。
神威
使用者:はたけカカシ、うちはオビト、うちはマダラ
オビトの両目(片目はカカシが所有)に宿った術です。
独自の時空間を発生させ、そこに物質を転送する術で、様々な応用が利く術です。
この術で作り出す時空間には、同じく神威を宿した万華鏡開眼者でないと侵入も脱出もできないため、飛雷神の術や口寄せなどのその他時空間忍術でも出入りできなくなります。
オビトの場合は右目に自身の転送能力に特化した能力、左目(カカシが所有)に他者の転送に特化した能力が目覚め、両目が揃えば倍の速さで物質を転送する事が出来るようになります。
応用方法として、自身の身体を時空間に一時的に避難させることで攻撃を躱したり、敵の体の一部のみを時空間に転送することでねじ切ったりといった攻守ともに様々な用途が描かれています。
さらに、須佐能乎や武器などに神威の効果を付与することも可能です。
別天神
使用者:うちはシスイ、志村ダンゾウ、うちはイタチ
瞳力の宿った目を見た対象者を幻術に掛けられたと自覚することなく操ることができる万華鏡写輪眼最強の幻術です。
その分チャクラの消費量も大きく、再発動まで十数年のサイクルが掛かると言われており、イタチは「柱間のチャクラでもない限り」多用は不可能と話しています。
須佐能乎
使用者:大筒木インドラ、うちはイタチ、うちはサスケ、うちはマダラ、はたけカカシ
両目に一度は万華鏡写輪眼を揃えなければ発動できない術です。
膨大なチャクラでできた巨人の像を操る万華鏡における最強の術で、この像はあらゆる忍術に対して絶大な防御力を持ちます。
完成度は3段階に分かれ、特に第3段階目の「完成体」は「見たら死ぬ」と言われているほど絶大な力を持っています。
チャクラを膨大に消費する術であり、なおかつ全身の細胞に負担がかかるというリスクがあるため、以前から病に身体を蝕まれ続けていたイタチは、この術を発動したことにより命を落としました。
月読
使用者:うちはイタチ
イタチの左目に宿った術です。
空間も時間も質量も全てイタチが支配する精神世界に引きずり込むことで、相手は無間地獄を体験することになります。
他の幻術と大きく違う点は、相手の意識に干渉し「実際に体験していると錯覚させる術」であるという点であり、術をかけられた者は、かけられたことにすら気づくことが出来ません。
幻術であるため物理的な攻撃力は全くありませんが、与えられる精神的なダメージは計り知れず、幻術世界で相手の生涯を全うさせることで肉体的に殺害することすら可能です。
永遠の万華鏡写輪眼とは
万華鏡写輪眼の真の姿と言われており、うちは一族の他者の眼を移植することで発現します。
元来の「視力低下」のリスクを排除することができ、完成体・須佐能乎や無限月読といったさらに上位の術を発動するにはこの目が不可欠です。
まとめ
以上、万華鏡写輪眼の能力一覧でした。
いかがでしたか?
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