この記事では、主人公のアスタと敵対している「白夜の魔眼」の中でも強敵として描かれている三魔眼について書いていっています。
三魔眼は作中でも重要なキャラとなっているので、どんなキャラだったのか忘れてしまっている人はご覧ください。
三魔眼(サードアイ)とは?
三魔眼はリヒト率いる「白夜の魔眼」の最高戦力である3人の魔導士のことです。
白夜の魔眼のメンバーについては「【ブラッククローバー】白夜の魔眼のメンバーや団員」にまとめています。
約50名の魔導士で構成されている「白夜の魔眼」には、禁術使いも何人か所属していますが、リヒト曰く、この3人は戦闘において、団長であるリヒト自身よりも上で、1人1人がクローバー王国の騎士団長よりも強いということです。
3人とも化け物じみた魔力量や強力な魔法を持ち、また、奥の手として禁術魔法を使用し、名前の通り3つ目の眼を開眼させ、戦闘力を大幅に高めることが出来ます。
初登場は?
三魔眼が初登場したのはコミック第6巻に収録されている第51話「三つの眼」です。
ネアンの洞窟での戦闘において、ヤミとアスタによってリヒトが追い詰められ、さらに2人の加勢に現れたゴーシュの鏡魔法によって窮地に立たされたリヒトを救援するため、「三魔眼」3人がそろって現れました。
その後、ヤミ達の援軍として「銀翼の大鷲」団長のノゼル、「碧の野薔薇」団長のシャーロット、「翠緑の蟷螂」団長のジャックが現れ、大規模魔法の飛び交う乱戦へと突入しました。
しかし、ヤミの機転を利かせた奇襲で、アスタの大剣による一撃を受けたリヒトが周囲一帯を消し飛ばしかねないほどの魔力を放出しかけ、それを「三位一体・封印魔法」で封じ撤退しました。
以降はそれぞれがクローバー王国打倒のために各自で行動を見せるようになります。
「不実」「絶望」「憎悪」
三魔眼の3人はそれぞれ「不実」、「絶望」、「憎悪」の名を冠しています。
これらは、クローバー王国のシンボルであるクローバーの葉に秘められている「誠実」、「希望」、「愛」と対になる言葉であり、3人を名付けたリヒトのクローバー王国に対する復讐心を感じさせます。
三魔眼のメンバー一覧
「不実」のライア
- 魔法属性:模倣
- モデル:新井浩文(俳優)
軽薄で面倒くさがりな男です。
他人の魔法を模倣して戦う「模倣魔法」のエキスパートで、相手の魔導書に触れることでその人物の魔法をそっくりコピーすることが出来ます。
魔法騎士団長会議へ潜入
ネアンの洞窟ではシャーロットと交戦しました。
撤退後の登場は第56話「三つ葉の敬礼」で、魔法を使って騎士団長のうちの誰かに変身して会議に出席していた様子が描かれていますが、誰に変身していたかは現在の所わかっていません。
この変身に使った魔法は、現場にいた騎士団長達にも、魔法帝ユリウスにも気づかれておらず、今後もクローバー王国内で隠密活動を続けていくのではないかと思われます。
魔法
ライアの魔法は模倣魔法であるため、作中の戦闘で描かれた魔法も全て他人の魔法です。
癒しの光粒(いやしのこうりゅう)
リヒトの光魔法を模倣したもので、光を使った回復魔法です。
闇纏・無明切り(やみまとい・むみょうぎり)
ヤミの闇魔法を模倣して、闇を纏わせた剣で斬撃を放ちます。
模倣変身魔法
騎士団長会議に潜入していたときに使った、他人の姿を真似る模倣です。
前述の通り、変身していたことは現場の誰にも気づかれていません。
「絶望」のヴェット
- 魔法属性:獣
野獣のような大柄で筋肉質の男です。
「絶望」の名を冠しているだけあって、戦闘では相手を圧倒的な力でいたぶって絶望させることにこだわります。
そのため、時にはわざと相手の攻撃を受けたり、相手の力を引き出せるような戦い方をしたりすることがあり、「黒の暴牛」と戦った際には、この相手を侮った戦闘スタイルが災いして、アスタからの致命傷を受けることになりました。
しかし、この戦闘スタイルは自身の力に対して絶対的な自信を持っているからこそできるものであり、現に魔力の総量が桁違いに多く、常にあふれる魔力で身体を護っているため、並の魔導士の攻撃であれば防御なしに防ぎきることが出来ます。
また、近接戦闘には三魔眼の中でも最も長けており、一撃で致命傷を与えられる攻撃力と、氣を読んでも対応できないほど素早く動くことが出来る俊敏さを兼ね備えています。
海底神殿編
ネアンの洞窟ではジャックと交戦し、その後は数人の魔導士を引き連れて、海底神殿にある魔石を狙って「黒の暴牛」のメンバーの前に現れました。(第62話「強者君臨」)
団員や海底神殿の神官魔道士を次々と倒していきますが、ノエルの攻撃により片腕を失い、3つ目の眼を開眼させます。
開眼後は失った片腕を急速に回復させますが、アスタ、フィンラル、バネッサの3人の連携の前に翻弄され、次第に劣勢になっていきます。
しかし、それはアスタ達を絶望させるための策略であり、ワザと宿魔の剣を腹部に受けてアスタの両腕を捕らえ、その後剣が握れなくなるほどにボロボロの状態にしました。
しかし、この時に刺さった宿魔の剣によって魔力を吸い取られて弱体化し、最期にアスタ達を道連れに自爆を試みるも、加勢に現れたヤミによって一刀両断にされて絶命しました。
魔法
魔力を獣の形にして纏う「獣魔法」の使い手で、普段は近接戦闘に特化していますが、三つ目が開眼すると魔法が「魔獣魔法」に変化し強力な遠距離攻撃と、失った片腕を急速に回復させるほどの回復魔法も使えるようになります。
ベアクロウ
手に熊の手のような魔力を纏わせて攻撃します。
チーターチャージ
チーターのように俊敏に動けるほど身体能力を高める魔法です。
ライノセラスアーマー
普段から高い防御能力を持つヴェットですが、この魔法を使うことでさらに強力な魔法でも防ぎます。
魔獣魔法による回復
ノエルの攻撃で失った片腕を復活させた魔法です。
魔法の名前は言っていますが、読むことが出来ません。
魔獣魔法による攻撃
同じく読むことが出来ない名前を持つ攻撃魔法です。
ノエルに向かって光線を放ちました。
「憎悪」のファナ
- 魔法属性:炎
額に魔道石が埋め込まれた虚ろな目をした女性です。
「憎悪」の名を冠している通り、「憎い」という発言が多く見られます。
四大精霊の1つ「サラマンダー」を宿しており、圧倒的な攻撃力を誇ります。
マルスとの過去
元々はダイヤモンド王国の孤児であり、回復魔法が得意で、魔法戦士候補としてマルスと共に訓練を受けていましたが、最終試験での殺し合いの際に、マルスを生かすために自ら討たれ、マルスは既に彼女は死亡していると思い込んでいました。
しかし、実際は試験終了後に息を吹き返しており、その際に額に魔道石を埋められました。
すでに瀕死の状態であったファナは魔力増大が見込めず、結局捨てられ、そこをリヒトに拾われて別の人格を植え付けられてしまいます。
魔女の森
リヒトを止めてネアンの洞窟から撤退した後は、魔石を狙って魔女の森に現れます。(コミック第10巻第83話「潜入」)
3つ眼までをも開放してアスタ達と交戦している際に、偶然にもマルスと再会しますが、既に過去の記憶を失ったファナは、マルスのことを認識できませんでした。
しかし、マルスの決死の説得により記憶を取り戻すとともに、禁術、魔導石からも解放され元の姿となり、現在はファンゼルの元に身を寄せて、マルスの帰りを待っています。
魔法
サラマンダーを宿しているため、「炎魔法」が主な魔法ですが、3つ眼を解放した際には、加えて「鉱石魔法」が使えるようになり、サラマンダーも巨大化します。
不死鳥の羽衣(フェニックスのはごろも)
炎を使った回復魔法で、包まれた者を回復します。
サラマンダーの吐息
サラマンダーの口から火の玉放ちます。
魔女の森では広範囲を焼き尽くしました。
サラマンダーの鉤爪
広い攻撃範囲を持っている、サラマンダーの爪で攻撃します。
まとめ
以上、三魔眼についてまとめてみました。
いかがでしたか?
残すところあと1人となった三魔眼。
今後はどう動くのでしょうか?
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