ワンピースの登場人物の中でもラスボス候補として今や四皇の1人にまで成り上がった黒ひげティーチ。
重要人物でありながらも、多くを語られていない黒ひげには様々な噂があります。
そんな噂のなかでも特に気になるのが、黒ひげティーチの正体。
今回は、黒ひげの正体についての考察をご紹介いたします。
スポンサーリンク
目次
謎多き男!黒ひげティーチ !
黒ひげと呼称されていますが、彼の本名はマーシャル・D・ティーチ。
ワンピースの世界ではこのDという隠し名が大きな意味を持っています。
主人公であるモンキー・D・ルフィや大きくストーリーに関わったトラファルガー・D・ワーテル・ローもDの名を持ちます。
黒ひげ海賊団で船長をつとめていたティーチは、頂上決戦から2年を経て、部下から「提督」と呼ばれるようになり、四皇の座に君臨するほどの力をつけました。
初登場はコミックスで言うと25巻ですので、キャラクターの中でもかなりの古株に位置します。
初登場時から他のキャラクターとは一線を画した大物臭を漂わせていました。
エースが処刑される引き金にもなったキャラクターだけあって、かなりのヘイトを集めてはいますがその設定に謎が多いため、ヘイトに比例して多くの関心を集めています。
ネット上では日々ティーチについての議論が交わされていますが、主な謎は以下のようなものが挙げられます。
- シャンクスの顔に傷を負わせた経緯
- エースの「人の倍の人生」という発言
- マルコの「異形な体の構造」という発言
- ゾロの「あいつらだ」という発言
- 白ヒゲからグラグラの実の能力を奪った方法
- 登場シーンによって、利き手や容姿に変動がある
- 海賊旗の3つのドクロ
このような謎が存在しますが、この謎を全て解明できる説があります。
それが「ケルベロス説です。
スポンサーリンク
ティーチの正体はイヌイヌの実「モデル幻獣種ケルベロス」説
ティーチの噂の中でも最も有名と言っても過言ではないものなので、ティーチの考察を見たことのある方は聞き覚えがあるのではないでしょうか?
ティーチの悪魔の実の能力は、先ほども記載した通り、サッチから奪ったヤミヤミの能力と、白ヒゲから奪ったグラグラの能力です。
この説は、それにプラスもう一つ「イヌイヌの実 モデル幻獣種ケルベロス」の実を食べたのではないか?というものです。
上記のような悪魔の実が作中に登場したわけではないので、読者の予想の域は出ませんが、この説を裏付けるのが先ほどの謎達です。
では、その謎をこの説によって1つずつひも解いていきましょう。
謎1 シャンクスの顔の傷
シャンクスが白ヒゲの元に赴き、エースを止めるよう進言した際に「今疼くのはこの傷だ」と左目にある3本の傷を指さします。
この傷はティーチによってつけられたものですが、その後このシーンに対して一つの違和感が生まれます。
ティーチの戦闘シーンは何度が出ていますが、シャンクスの左目のような傷をつける武器を持って戦う描写はありません。
それでは、シャンクスの左目の傷跡は”何によって”どのようにつけられたのでしょうか?
まるで、獣に引っかかれたような傷跡にも見えます。
謎2 エースの発言「人の倍の人生」
エースとティーチが相まみえた際にエースの口から出た「人の倍の人生を歩んでいる」という発言。
この発言からも人ならざる何かなのでは、という疑念が生まれます。
2度目の人生なのか?
ケルベロスは知っての通り頭が3つある猛犬のような獣です。
その3つの頭は常にどれか2つが起きていて、1つが眠っている状態のため、眠るという隙がありません。
ティーチにも同じような性質があるのであれば、人が眠っている間も起きている人間に対してそのような発言があってもおかしくありません。
謎3 マルコの発言「異形な体の構造」
これは頂上決戦でのマルコの言葉です。
2つ目の悪魔の実であるグラグラの実の能力を取り込んだティーチに対しての発言でした。
2つ目の悪魔の実の能力を得ると命を落とすという定説をひっくり返した理由を上記のように語りました。
この時はっきりと「普通の人間ではない」とも言っています。
ケルベロスのように3つの命あるいは人格を持っているのであれば、悪魔の実の能力を3つまで持つことができるのではないのでしょうか。
謎4 ゾロの発言「あいつらだ」
これはティーチが初登場した時のゾロの発言です。
ナミはこれに対して「他にも仲間がいたの?」と聞いています。
確かにこの時ティーチには他にも仲間はいたのですが、今思うとこの発言も意味を持ってきます。
特に、このシーンではルフィやゾロ、ティーチ3者での「間」が独特です。
後に「見聞色の覇気」を習得するルフィやゾロには、なにか感じる者があったのでしょうか。
謎5 白ヒゲからグラグラの実の能力を奪った方法
奪った方法といよりは、奪ってもなお生きているというのが最大の謎でもあります。
前述した通り、通常悪魔の実の能力を複数体に取り込むとその人間は苦しんで死ぬと言い伝えられています。
しかし、その定説をあっさりと破り、ティーチは白ヒゲの能力を取り込みました。
このことから、ティーチは複数の命をなんらかの方法で一つの体に持っていると予測されます。
まさに、3つの顔をもち、それぞれが生きているケルベロスのようです。
謎6 登場シーンによって、利き手や容姿に変動がある
こちらも良く見ていると気付く謎です。
ティーチは登場するたびに抜けている歯の位置や利き手が違う描写があります。
作者のうっかりミスなのか、故意的なのかは明かされていませんが、重要なキャラクターの容姿や利き手を間違えるミスをこうも繰り返すでしょうか。
利き手や抜け歯の位置が違うティーチはそれぞれ別人格である可能性があります。
そう考えると性格も初登場と最近では少し差があるように感じられます。
ただ、この違いは明確に表せるものではないので、少しこじつけに感じられる方もいるかと思います。
漫画は本誌の段階での書き間違いは少なくなく、おおむねコミックスになる際に訂正されますが、訂正されずに初版出版されることもザラにあります。
ストーリーの中で、例えばルフィが容姿の違いに気付くなどの描写があれば、この説もより決定的なものになるでしょう。
謎7 決定的証拠!?海賊旗のドクロマーク
ワンピースは海賊を題材とした漫画なので、度々作品の中でも海賊旗は海賊の誇りであるというようなエピソードが見られます。
それぞれの船長の特徴を現した海賊旗はワンピースのグッズのなかでも人気を博しています。
そんな中、ティーチの海賊旗は顔が3つあるドクロが描かれているのです。
まさにケルベロスのように、3つの顔が並んでいます。
他の海賊旗のように船長の特徴を表しているとすれば、この海賊旗からケルベロスを連想する人も少なくないでしょう。
ケルベロス否定説
以上のように、ティーチがケルベロスの能力を持っているという説が現段階では一番有力な説です。
しかし、この説に異を唱える読者も少なくありません。
その理由としては以下のような事が挙げられます。
まず、上の謎でも説明した通りマルコはティーチの体の構造を知っている様子でした。
ということは、すでにティーチが「ケルベロスの能力」と「ヤミヤミの能力」の二つを手に入れていることを知っているという事です。
そこまで知っていて、3つ目の能力を手に入れたことを今さら驚くでしょうか?
この仮定を考えるのであれば、マルコたちが驚いたのは「3つめの悪魔の実の能力を取り込んだこと」ではなく、「白ヒゲからグラグラの実の能力を奪い、なおかつ2つの能力を持ち合わせたこと」に対しての驚きと考える方が自然です。
とはいえ、ケルベロス否定派の中でも、ティーチが他の何らかの方法で複数の命を持っていると考えている方が多数派ではあります。
まとめ
エースの発言や、実際に悪魔の実の能力を少なくとも2つ有しているため、複数の命または人生を持っていることは前提として議論されています。
ケルベロス説以外にも、ワポルの「バクバクショック」で双子あるいは三つ子だった体を一人にまとめさせた等、ティーチがドラム王国を襲った原因と絡めて考察する説もあります。
ワンピースの中の様々なストーリーにかなり深く絡んできているキャラクターである黒ひげティーチといつか再び相まみえることは明白です。
その時に彼の謎を語られるまで、様々な考察や議論を交わすのもまた作品を楽しむ一つの方法です。
今後の展開に注目です。
スポンサーリンク
コメントを残す